イタリアで国民投票が行われ9割の反対票が投じられたこと(但し、原発賛成や容認の場合は、国民投票に投票しないのでイタリア国民の9割が原発反対というわけではない。)や
ドイツで緑の党が躍進するなど原発を取り巻く状況は厳しくなっている。
ヨーロッパの場合は、フランスで原子力で電力を作り続ける限りはヨーロッパで電力不足に陥ることはないし、原子力に反対しつつも他国の原子力に頼るという矛盾した行動には疑問を感じるが実際は問題ないであろう。
一方で日本に目を移してみると、菅政権により御前崎の原発が停止されるなど今後、脱原発、反原発に移っていくことが考えられる。但し、電力会社は短期的には火力発電を増やすしか原発を停止した場合に対応することが出来なくなるため発電コストが上がってしまい結果電気料金が跳ね上がることになるであろう。
短期的に、原発を新しいエネルギーに変更することはかなり難しいが、短期的には液化天然ガスによる発電。長期的には再生可能なクリーンエネルギー(地熱・潮力・燃料電池・太陽電池・風力など)を提案したい。天然ガスやメタンハイドレートに代表されるガス発電は石炭や石油に比べて二酸化炭素の排出量が半分程度と地球温暖化に対して優しい火力発電であり、且つ日本の周りにはメタンハイドレートの天然ガスが多く埋蔵されていると言われている。
また、
石油の埋蔵は中東・北米・南米に偏っているのに比べて天然ガスは中東には多いものの旧ソ連や東欧・アジアにも埋蔵されていると言われており、国政が不安定な中東に比べて価格の変動が少ないことも優位である。天然ガスによる発電はここ数年増えてきている。
東京都知事も天然ガス発電(LNG発電)に前向きで、今後増えていくことが期待できる。
一方で、再生可能なクリーンエネルギーは発電コストが高く、まだまだ新たな技術革新が行われる必要がある。燃料電池や太陽電池に関しては新しい材料や物性が明らかになればまだまだ効率がよくなる可能性もあり、また直接家庭の電源に使うのであれば、交流に変換することなく直流での電力供給も考えられる。
また、
日本の火山列島を逆手にとった地熱発電も増やす必要があるが、現状では18基であり原発1基の半分程度の出力しか得ることができない。
このように再生可能なクリーンエネルギーを原発の代わりにというのは流石に時期尚早であるが今後の研究や技術革新によって新たなエネルギーが突然本命に躍り出ることも考えられるので、原発を安全に運用しながらLNG発電を増やしていき、再生可能なクリーンエネルギーの技術開発を推し進めるのが最善の手段であろうと思う。
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