内閣支持率が高いと大連立の話題がメディアを賑わす。内閣支持率ならびに政権与党の支持率が低くなってくると、内閣改造ならびに総理退陣が話題に上る。
これは、自民党政権末期や民主党政権直後に見られた現象である。すなわち、内閣支持率が低下、参議院選挙で過半数が取れない状況、総理交代。この状況が福田内閣のときに見られた。小沢代表との大連立の協議は失敗に終わり、その後、総辞職し麻生政権が生まれた。
既に、ねじれ状態となっていた麻生政権は、メディアからの「漢字読めない攻撃」「ホテルで良いもの食ってるんだろ攻撃」など全く政治とは関係ない部分で、任期満了の末、政権交代となり鳩山政権が誕生した。
ねじれも解消され順風満帆に見えた鳩山政権は、沖縄普天間問題で沖縄を愚弄し、アメリカとの関係は悪化した。その結果、小沢幹事長と鳩山総理は同時に退陣し、頭だけを挿げ替えた菅内閣が誕生した。その後、消費税発言の影響もあり、参議院選挙は野党が勝利し、ねじれを生んでいる。
つい最近も、大連立の話があったがあまりにも支持率が低かったために野党第一党自民党は、話にも乗らなかった。実際、大連立とは、政権を担当した政党にとってはあまり魅力のないものなのかもしれない。何故なら、いつかは政権を担当できると信じているからである。
現状の選挙制度に置いて、ねじれ国会の状況になることは当然であり、与党なれしていない民主党と、野党慣れしていない自民党が、いつになったらしっかりと協議し政策の論争をしてくれるのかと思っている国民の一つの答えとして、大連立がたまたま議論されただけで、本当に大連立を望んでいるわけではないのであろう。
少なくとも、小沢だ非小沢とあからさまな権力闘争を行う民主党に、自民党が良い部分も悪い部分も築き上げた政治、政局を変えてくれるだろうと思った政権交代前の期待は、まったくない。どちらかといえば、自民党時の権力闘争より、露骨で悪くなっているように思う。
まだ、派閥で新陳代謝を繰り返しながら、自己を変革していた自民党がまだ、ましだったと思われる方々も多いのではないだろうか。
このままの状況であれば、強硬な野党は国会で小沢元代表の追及を続けるであろうし、予算関連法案が審議すらされない状況に追い込まれるという異常な事態が起こりかねない。確かに、民主党の体たらくは酷いものであるが、もう少し、自民党を中心とした野党にも議論の余地はないのであろうか。
就任前から問責決議をと言われている与謝野経済財政担当相であるが、
問責決議とは少なくとも大臣などの要職に相応しくない場合に行われる政治行動であり、個人的な恨みを持ちこむのは如何であろうか。確かに、問題がある行動だとは思うが大臣としての行動で評価して頂きたい。
与野党ともに国家国民のために、しっかりと協議し政治を進めて頂きたい。
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