私の尊敬する人
私が尊敬している人物の一人を紹介したい。松下幸之助さんである。私の生まれ育った地元では、幸之助さんと呼ばれて親しまれている。私もそれに習って幸之助さんについてお話したいと思う。様々な逸話がある幸之助さんであるが、私が最も凄いと思う逸話が次の話である。実は、これには後日談がある。この左遷された後任に着いた事業部長が山下俊彦氏である。山下俊彦氏は後に、幸之助さんの意思を継いで、松下電器の社長に就任する方である。就任の仕方も破格である。また、人の将来を見ることに才能があったという。ある時、冷夏のせいでエアコンの売れ行きが大幅に滞った。責任者である事業部長が松下氏のもとを訪ね、理由が天候にある事を説明した。松下氏の命で、すぐに事業部長は左遷され、別の責任者が着任する。左遷の理由を訊ねられた松下氏はこともなげにこう言ったという。「アイツの後ろには、今、貧乏神がついとる」。この人事異動を見計らったかのように、猛暑が訪れたという。商売人としての神がかり的な感覚を持っているが、これは生来の卓越した感覚に加え、努力で磨き上げた部分も含まれているのだろう。
松下氏自身には確かにある種のカリスマ性はあったものの、突出した人物として雲の上にいるのではなく。彼はいつも大衆と共に自らを位置付けた。この点は大阪商人らしい一面である。ビジネスマンでなく、生涯、商人であり続けた。マーケットには、本当の家庭をいつも重視(睨み)していた。
夢の街『こたみんぴ』より引用
日本の歴史的人事の一つであると言っても過言ではない人事である。いわゆる山下飛びである。日本の人事管理史上、最も知られている抜擢人事は1977年、松下電器の松下幸之助社長が後任社長に平取締役だった山下俊彦氏を指名したケースです。当時の山下氏は26人の役員序列の中でほとんど末席にあたる25番目でした。当時は異例中の異例と言われた経営トップの交代ですが、最近では類似の事例がしばしば見受けられるようになっています。
抜擢人事:人事労務用語辞典 『日本の人事部』より引用
記憶が曖昧で申し訳ないのだが、山下俊彦氏は、確か中途入社ではなかったであろうか。それも幸之助さんが、どこかの工場に視察に行った際に、引き抜いた人物だったと伺っている。
幸之助 『あの活気のある人物は誰ですか?』
工場長 『いつも私の言うことに反抗して、生意気で困まっとるんです』
会社に戻った幸之助さんは、すぐさま山下氏を松下に招きいれたそうだ。山下氏は松下入社後も上役に噛み付く姿勢は変わらなかったと聞いているが、一方で意思決定が早く責任感が強いとの評判だったそうである。それが、後の社長就任につながる事は語るに及ばない。
入社の仕方も、事業部長への就任も、社長への就任も破格とはこのことである。
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| 経済
| 23:02
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肖像権を平気で侵害する人を応援してるんですか?
| とらとらとら | 2009/07/30 17:49 | URL | ≫ EDIT