勝ち組と負け組
最近、暗い話題が続く。16年ぶりに男子バレーがオリンピック出場を決めたかと思うと、秋葉原の無差別殺人の話題が飛び込んできた。政治では、問責決議案の提出を参議院で行い可決される見通しである。一方で政府与党は、解散総選挙には応じず衆議院で信任決議を提出するそうだ。民主党を中心とした野党が、問責決議に意味を持たせるのであれば、民主党所属の衆議院議員が全員辞職するくらいの構えをみせないと意味がない。民主党の全員辞職か解散総選挙かと迫り、参議院での審議拒否を続けることで解散総選挙に持ちこむ覚悟が無いと、政権奪取など到底不可能であろう。
秋葉原の無差別殺人を今後どのように防ぐかと言うことが議論し始められたが、携帯サイトでの書き込みを事前に検知できなかったかなどという不毛な議論に終始して欲しくない。実際に出来たとしてもそのような考えの人間が増えてくること事態が問題であるわけだから、もっと上流で食い止めることを考えるべきであろう。秋葉原で事件を起こした彼が、本音を語ることが出来る友達が一人でもいたら、事態は違っていたのではないだろうか。笑顔で挨拶が出来る多くの人に囲まれていたら事情が変わっていたのではないだろうか。ずっと負け組人生だと、彼は携帯サイトに書き込んでいたようだが、負け組、勝ち組というのも良く分からない言葉である。何に勝ち何に負けるというのだろうか。自分自身に勝ち負けというのであれば分かる気もする。克己という言葉がある。自分の感情・欲望・邪念などにうちかつことの意であるが、自らに克ことが出来た人物が克ち組ではないだろうか。そういう意味では、彼は自分に克つことが出来なかった。負け組なのかも知れない。25歳で負け組だと決め付けていることが負け組であることに彼は気がついていたであろうか。負けても負けても勝つまで挑戦する気持ちが大切ではないだろうか。このような事件が起こらないためにも、教育や地域社会のありようは考え直す部分があるのではないかと言うことを最後に書いて置きたい。伝統と誇りを重んじる考えはあながち間違ってはいないと思う。
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| | 2008/06/20 09:23 | |