島耕作が社長就任
課長だった島耕作が社長就任した。しかも、初芝五洋ホールディングスの社長である。初芝は、東芝をモデルに、五洋は三洋をモデルにしているのであろうか。島耕作の作者である弘兼憲史氏は、元松下電器の社員である。松下と三洋は、創業者同士が親戚関係にあるため関係が深いので、初芝五洋ホールディングスが漫画で提携が発表された際、松下と三洋の提携かと噂されたぐらいである。なぜ、提携がこれほどまでに噂になるのかと言えば、三洋はかなりの負債を抱えており、携帯事業や様々な事業の再生を余儀なくされている。一方で、産業の米とよばれる半導体でも総合メーカーの沖電気が半導体専業のロームに半導体事業の売却を決定した。半導体産業は、設備産業とよばれるほど次世代への投資が非常に企業にとって負担である。従って、銀行などと同じように業界再編を行って財務体質を良くして、大きな投資を行えるようにしている。製薬メーカーも同じようにメガファーマーとよばれるほど、合併を繰り返している。しかし、企業風土が違う企業が幾ら長所を補う合併を行ってもそんな簡単にうまく行くものであろうか。確かに、財務的には強くなるわけだから、新規の開発などにも積極的に取り組めるであろう。地方自治にも合併の波が来ている。私が住んでいる浜松市も政令指定都市に向けて合併を行った。今のところ大きな問題は見えてはいないが、地方行政が大きくなって全てがうまくいくと言った単純なものではないだろう。地域には地域でしか理解できないこともあるのではないだろうか。福島県に矢祭町という小さな町がある。合併しない宣言を行った町だが、新しいことを次々と行って地方行政の星になっている。職員を削減しながらも行政サービスを向上させるという真逆のことを行った。さらに、町議会が議員報酬を月額制から日当制に変更するなど行政にたいして斬新な施策を行っている。矢祭町の取り組みで最も目を見張るのがもったいない図書館であろう。何と40万冊もの図書を全て寄贈で調達した。凄いことである。80万人が住んでいる浜松市全体の図書館の蔵書は200万冊である。矢祭町の人口は6515人である。40万冊の蔵書を全て1000円で購入したとしても4億である。矢祭町の年間予算は46億円(一般会計+特別会計)であることを考えると到底4億円もの投資が出来るわけがないが、それを全て寄付・寄贈で賄ってしまった。素晴しい。
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