光市母子殺害(2)
このブログを書く前に、本村さんの手記を全て読み返しました。少年法は、更生を基本概念として成り立っています。従って、死刑が適応されることは基本的にはないことであると思います。更生とはどういう意味か?自らが行った犯罪に対して、正面から受け止め、被害者や被害者家族に対して誠心誠意の謝罪をすることが更生だと思います。少なくとも、弁護士は、元少年に対して誠心誠意の謝罪をさせることが必要だったのではないでしょうか。それで遺族の気持ちが収まるとは、思えませんが。死を直面することで元少年は、反省してくれると信じたいです。再度、最高裁で審議が争われることになりますが、弁護方針を変更して事実を明らかにして頂きたいと切に思います。また、遺族に対しても最大限の配慮があればと思います。本村さんがお書きになられた手記ですが、印象に残った部分は多いですが最も感銘を受けた部分を引用します。
犯罪被害者の家族と言うのは孤独なのだと実感される言葉です。加害者は少年で法的にも守られながら、被害者や被害者家族はマスコミにも実名で報道され、誹謗中傷を受けることもあるでしょうか。そのときに救ってくれるのもまた、身近にいる方々と言うのも不思議なものです。犯罪を起こすのも同じ人間であれば、犯罪で間接的に傷ついた被害者家族を癒すのもまた人間なのかと思いました。君は社会人足りなさい。誰でも言える言葉ではないと思います。素晴しい人物に囲まれることも素晴しい人物である資質だと思います。当時、私は山口県に一人で住んでいました。同県に親族は住んでいませんでした。そんな私が辞表や遺書を綴り人生を踏み外しそうになった時に私を支えて下さったのは、会社の上司や先輩の方々、そして同僚と友人でした。現在でも私は事件当時と同じ職場で、充実した仕事をさせていただいています。会社は、事件後の私にも責任ある仕事を任せていただき、サポートして下さいました。
本当に良い会社へ就職でき、素晴らしい上司や先輩の方々、そして同僚に恵まれたと思います。
今でも忘れられないのが、辞表を提出した時に上司が私に授けてくれた言葉です。
「この職場で働くのが嫌なのであれば、辞めてもいい。ただ、君は社会人たりなさい。君は特別な経験をした。社会へ対して訴えたいこともあるだろう。でも、労働も納税もしない人間がいくら社会へ訴えても、それは負け犬の遠吠えだ。だから君は社会人たりなさい。」
私は、この言葉に何度助けられたことでしょう。今になって思えば、私は仕事を通じ社会に関わることで、自尊心が回復し社会人としての自覚も芽生え、その自負心から少しずつ被害から回復できてきたと思います。
もし、会社という媒体で社会との繋がりがなく一人孤立していたら、今の私は居なかったと思います。私は、周りの方々に本当に恵まれたと思います。
しかし、犯罪被害者の中には、相談できる人もなく、孤立し、一人で重荷を抱えている方が大勢いると思います。そのような状況に置かれている方を想像するだけで、私は言葉を失います。
【山口県光市母子殺害事件 遺族の思い】(4)完 「君は社会人たりなさい」より引用
最後に、本村さんの手記を紹介します。
日本に希望を与える信念の政治家、城内実さんへの声援お願いします。本村さん手記
【山口県光市母子殺害事件 遺族の思い】(1) 「妻が殺されています」
【山口県光市母子殺害事件 遺族の思い】(2) 「娘は二度殺されました」
【山口県光市母子殺害事件 遺族の思い】(3) 犯罪被害を乗り越えて…
【山口県光市母子殺害事件 遺族の思い】(4)完 「君は社会人たりなさい」


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