ポスト福田の行方
ポストは赤いものでお前は甘いものだといったのは誰だっただろうか。来るべき総選挙を福田総裁の下で戦ってしまっては、負ける度合いが酷くなることを自民党のほとんどの議員が知っている。しかし、最近の状況はさらに悪化して民主党が様々な問題を引き起こしてもそれを付け入るどころか、小泉元総理にまで『解散』というキーワードを持ち出されている。そうなってくると、政治家は天性の嗅覚で沈む船から脱出しようと考える。その兆候は、様々な所に現れているが、『せんたく議連』といった超党派の議連も来るべき総選挙を見据えたものであるのだろう。様々な船を掛け持ちすることでどれか一つは残るのだろうと想像して醜い争いを水面下で行っていつかは浮上させるつもりであろう。一方で次の総裁候補を探すことにも余念がない。麻生氏は果たしてここまでガタガタになった自民党を立て直すことが出来るであろうか。現時点で総理にならなくてもいずれはなる方のようにも思うが、果たしてどうなのだろうか。歳入関連法案や日銀総裁人事をめぐる窮状が続く福田政権に対し、麻生氏が反旗を掲げれば、政権は絶体絶命の危機を迎えることは間違いない。それだけに各派領袖は、麻生氏の腹を探りたいというのが本音だろう。「もしも」に備えて関係修復した方が得策との思いもあるようだ。
麻生氏も「最近は不思議な会合が多くてね」と首をかしげながらも会合の申し出は拒まない。旧知の閣僚経験者は「あれだけ好き嫌いが激しい男がずいぶん大人になったものだ」と打ち明ける。
ただ、麻生氏は、同僚議員に「卑怯(ひきょう)なマネをして政権を手に入れても仕方がない」と漏らしており、当面首相を支えていく姿勢に変わりはないようだ。民主党の小沢一郎代表相手に政権運営に苦しむ首相に直接電話をかけ、励ますこともしばしばだという。
そう言いながらも次期総裁選を見据えて、足場固めは着々と進めている。最も重視するのは、中川昭一元政調会長、菅義偉元総務相、甘利明経産相ら各派NO2クラスとの関係で、若手・中堅にも交流を広げる。今月5日には安倍氏の地元・山口入りし、盟友関係をアピールした。
「ポスト福田」最有力…麻生氏、足場固め着々
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