日銀総裁人事(その2)
一ヶ月ほど前に日銀総裁人事と題してブログを書いた。状況は1ヶ月前と変わっておらず、どちらかと言えば悪くなっているとも言える。民主党は、与党の強引な予算の成立に反発し以前として審議拒否を貫いている。ここで、自民党の牧原ひでき氏のブログを引用する。強引に予算を成立させた与党にも責任はあると思うが、気に入らないことがあるとすぐに審議拒否する野党の対応もどうかと思う。国会が開かれるのに一体どのくらいの経費が掛かっているのか。国会職員と呼ばれる国会で働く常勤職員は、約4000人存在する。国会議員の歳費は、年間3000万円程度。一日あたり10万円である。国会議員は722人いるから7220万円である。常勤職員の経費が安く見積もっても2万円とすれば8000万円である。さらに秘書の給与なども考えると、国会運営に一日3億円掛かっているというのもよく分かる。一週間の審議拒否で使われた経費は21億円である。21億あれば、何が出来るのかということを考えれば良い。日銀総裁を早く決めてほしいと牧原氏は書いているが、私も同感である。しかし武藤氏が適任であるとはどうしても思えない。小泉カイカク時代の財務事務次官であるからである。これだけ円高が進み、日経平均株価が急落する中、中央銀行総裁人事が空転することは、避けなければならないことであるが、与野党協調で果たして現状、物事が進められるのであろうか。非常に心配になる。国会は結局一週間空転したまま。二日間意味もなく野党(参議院では与党か)が来るのを総理や大臣がぼうっと座っていたという話を聞くと、一体この国はどうなっているんだ?と思わざるを得ない。
正直、ねじれになって、「格差解消!」「年金改革!」と勇ましく言って受かった人たちが積極的に法案を作って参議院で通過させ、衆議院に「どうだっ」とぶつけてくるのかと思っていた。それならねじれも決して悪くない。しかし、現実には、結局「受かったもん勝ち」に過ぎなかった。国会は何も変わっていない。
予算や税制法案については、なるべく参議院で多くの審議時間を確保できるように、といつもより早く送っているのだから、徹底的に多数派として審議をリードし、必要なら修正をどんどん加えればいい。徹底的に審議をした上で、暫定税率一部廃止や一般財源化も含めた修正を行って、「衆議院で再可決をするかどうかやってみろ」くらいのことがあったっていい。しかし、圧倒的多数を握っているのに、昨年と全く同じように審議拒否を続けるというのは、「審議時間を確保しろ」と言っているのと矛盾するし、果たすべき役割を果たしているとは言えないのではないか。
そして日銀総裁人事を政争の具にするのは心の奥底深くからやめてもらいたい。以前にも書いたが、内国の問題で済むことはまあいい。しかし、こうした世界との中で考えなければいけない問題まで、政争の具としか見ることが出来ない感覚はあり得ない。景気も落ち込みつつあり、一刻も早く金融のトップを決めて欲しい。
牧原ひでき公式サイトより引用
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